EP-1・ボーリング電極・帯状電極 works

 接地(アース)工事は、建物の電気設備や精密機器保護に不可欠の工事です。接地抵抗は大地抵抗率に依存するため、現地での測定が必要です。

● 接地調査(簡易測定方法)
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接地抵抗は大地抵抗率に比例します。大地抵抗率を知る方法は数種類の測定法がありますが、現場で簡単にできる方法は、棒電極(φ14mm×1.5m)を打ち込み、その接地抵抗値から大地抵抗率を逆算する方法です。
この方法で求めた大地抵抗率は簡易手法の概算値なのであまり正確なものとはいえません。また、表層部のみの測定であるため、深埋設(ボーリング)電極工法には適用できません。
⇒深部までの接地調査方法はこちら

● 一般的な大地抵抗率(比抵抗)
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一般的に大地抵抗率は乾燥状態下で高い値を、湿潤状態で低い値を示します。また、堆積物の場合、粒径が大きいほど比抵抗値が高くなる傾向があります。岩石では風化の進行度合いによって大きく比抵抗が異なります。
地質 比抵抗値(Ωm)
乾燥状態 湿潤状態
1,000〜15,000 200〜10,000
砂礫 1,000〜7,000 200〜5,000
300〜7,000 200〜5,000
礫岩 300〜1,800 100〜500
砂岩 200〜2,500 100〜500
ローム 500〜5,000 100〜1,000
凝灰岩 100〜1,000
シルト   100以下
粘土   100以下
泥灰岩   100以下〜
頁岩   約100以下
花崗岩 1,000〜10,000
安山岩 200〜10,000
玄武岩 20,000
結晶片岩 200〜20,000
片麻岩 200〜20,000
溶岩 1,000〜20,000
石灰岩 60〜500,000
※出典:志村馨(1965)

● 大地抵抗率計算(早見表による表層部の大地抵抗率計算)
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@棒電極の接地抵抗値(Ω)を読み取ります。(接地抵抗測定値=200Ω)
A接地抵抗値と打ち込んだ接地棒の本数の線と交わるところに線を引きます。(接地棒1本)
B交わったところから大地抵抗率を読み取ります。(大地抵抗率=300Ωm)  
大地抵抗率早見表
図1 大地抵抗率早見表


図1で求めた大地抵抗率と目標接地抵抗値の交わる点を読み取ることで、必要な帯状電極の埋設長が計算できます。
@大地抵抗率300Ωm(グラフ下側目盛り)
A目標接地抵抗値 10Ω(グラフ左側目盛り)
B交わった点から,電極長(施工量)を読み取ることができます。
⇒必要な帯状電極埋設長=30m(グラフ右側目盛り)
帯状電極埋設長早見表
図2 帯状電極埋設長早見表


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