温泉・水井戸トラブルの種類と原因

　井戸の完成後、長年揚水（揚湯）を継続するにつれて、さまざまな障害が生じてきます。水井戸においては、揚水量の減少、水位低下、揚砂量・にごりの増加、水質の悪化など、温泉においては、これらの他、泉温の低下、水中ポンプの抑留、ケーシング剥離などの形で表面化します。
　温泉と水井戸それぞれについて、トラブルの種類と考えられる原因およびその対策をまとめると表1、表2のようになります。

表1　温泉井戸のトラブルの種類・原因とその対策

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表2　水井戸のトラブルの種類・原因とその対策

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温泉・水井戸修復工事

　表1、表2に示すように、修復工事はケーシングやスクリーンの破損、遮水材（セメントやパッカー）の劣化が生じた場合に行うものです。
　修復工事では事前に井戸診断システムによりトラブルの原因となっている箇所を特定し、ケーシングおよびスクリーンの腐食・破損状況を確認した上で、対策工法を立案します。修復方法は、既設ケーシング管内に、新規ケーシング管を内挿する方法と、既設ケーシング管を回収して、新規ケーシング管を挿入する方法があります。
　修復工事では地下深くに生じた破損を修復する必要があるため、一般的な掘削工事に比べ難易度は格段に高くなります。ハギ・ボーでは経験豊富な専門の技術者の施工により、確実な修復をお約束します。